絶園のテンペスト 第9話「彼氏」

葉風が死んでいようが、世界がどうだろうがそんなことはどうでもよい。とにかく愛花を殺した犯人を差し出せという真広。この筋のとおり具合には感心します。一応分かりやすい要求だったので、左門の方もそれに応えようとするわけですが、ここでついに主人公・吉野のターンに?


急に思い出した愛花の言葉は、悲劇のハムレットではなく、皆が幸せになる孤島の魔法使いの物語について。それが「テンペスト」。なるほど、ここでタイトルにつながってきますか。すみません、テンペストシェイクスピアの作品だということも知りませんでしたよ。


世界の存亡がかかっているはずなのに、愛花の彼氏の存在をめぐって紛糾という落差が面白い。左門も困惑するわけです。さてしかし、吉野は一体何を立証しようというのですかね? さっぱり読めませんが、期待しておきましょう。