新世界より 第9話「風立ちぬ」

行方知れずとなった瞬の行方を探す4人。なんだかんだ言っても結束は固いです。特に早季と覚コンビは安定感すら感じさせますね。この2人、基本的に強気組なのでブレーキがきかない恐れはあるんですが(2年前はさすがに覚が暴走気味だったので、早季がストッパーに回ってましたが)、今回の探索行には結界をも恐れぬスタンスがプラスに働いたようで、だいぶん中心部まで迫ることが出来ました。


そして、真理亜からもたらされた恐ろしい情報。懸命に早季を止めようとした両親の愛情と不安も伝わりましたが、それでも早季は一人、夜の雨中に飛び出していくのでした。勇敢というか無謀というか、いずれにせよ、恋と友情の力ですね。


学園の中庭の謎、そして早季の失われた家族といった伏線が生きてきて、ドキドキ感が増してきました。作画はもうこんなものとあきらめ気味ですが、凝った色使いは好きです。ただ今回、口パクと声がいまいちあっていなかったような……。だんだんと制作事情が不安になってまいりますよ。