去りゆく戦士たち

まずは、日本ハムの優勝が決まりましたね(連敗アシストとは情けないことです)。おめでとうございます。西武が落ちたこともありますが、5月以降は横ばいだったハムが、最後にこれだけのスパートを見せるとは予想外でした。これが強豪チームの底力なんでしょうか。また来年、捲土重来を期します。


さて、話を本題に移しまして。今年も引退・戦力外の話が聞こえてくる季節となりました。金本、小久保、石井琢、城島ら、例年以上に大物の名前が多いような気がします。00年代前半を盛り上げたスターたちが去っていくという感じですね。


そんな中、西武からも2日間に渡って発表がありました。引退が平尾博嗣佐藤友亮MICHEAL大島裕行の4選手。戦力外が星野智樹、ゴンザレス、阿部真宏桟原将司藤田太陽の5選手となります。こちらも例年に比べて多めの印象で、もしかしたらドラフト等での大量補強を考えているのかもしれません。


平尾は阪神からの移籍でしたが、地元埼玉出身ということもあり、生え抜きのような風格でした。「勝負強い」と評されることが多かったですが、実際はチャンスで凡退も結構していたような。ただ、04年、08年と日本シリーズでの勝負強さは本物でしたね。特に08年はMVP級の活躍でした。


佐藤はこちらも04年シリーズでの大活躍が印象深いです。俊足巧打好守と3拍子そろったプレーで、当面1番打者は安泰かと思いましたが、その後は伸び悩んでしまいました。やはり05年の大怪我が響いたのでしょうか(もっとも、05年の成績は怪我の前からいまいちでしたが)。ホークス・和田キラーとしても鳴らしましたが、和田がアメリカ行っちゃいましたからねえ……。慶大卒の頭脳を生かして、今後は指導者、あるいはフロントでの活躍を期待です。


星野も長年チームを支えてくれました。近年は成績がぱっとせず、揶揄されることもありましたが、通算445試合登板の功績はもうちょっと評価されても良いと思います。特にサイドスローに転向した04年は速球が145キロ前後、スライダーは切れまくりで衝撃的でした。勤続疲労か、その後はだんだん球威がなくなっちゃいましたが。現役続行希望ということで、どこか獲るところがあるでしょうか?


他の人はやや簡単に。大島は地元期待の大砲だったのですが、伸び悩んでしまいました。それでも10年以上やれたわけですから、プロレベルだったのは間違いないのでしょう。ゴンザレス……彼が頑張ってくれれば今年は優勝できたかも? まあしょうがないです。阿部は年齢と実績的にはまだ出来るかと思いましたけどねえ……。桟原は見ていないのでなんとも。


藤田は移籍直後が良くて期待しましたが、どうも一軍では肝心なところで甘く入ってしまう状況が改善されませんでした。二軍では好成績だけに惜しまれます。最後にMICHEALは、やはり日本ハム時代の守護神としての活躍が記憶に残ってますね。全盛期の力はないとはいえ、彼を引退させるほどの余裕が西武中継ぎ陣にあるのか、ちょっと疑問なところではあります。


ともあれ、皆様、お疲れ様&ありがとうございました。