ソードアート・オンライン 第12話「ユイの心」

思った以上に子供たちがいたSAOの世界。まあ世間的に見ればキリトやアスナだって子どものようなものですけどね。彼ら彼女らがどういう経緯でこの世界にログインすることになったのかは疑問もありますが、茅場もせめて、保護者のついてない10歳以下は見逃すとかしても良かったでしょうに。


さて、キリトとアスナのところに助けを求めてきたのは「軍」のユリエール。よくある話ではありますが、もともとは有益な目的で設立した組織も、日が経つにつれて分裂したり腐敗したりするわけです。何しろ投げ出された世界で国も法律もないわけですから、自警団的な組織は必要ではあろうと思いますが、やるからにはもうちょっと組織を整えておきませんとねえ。


90層クラスのボス敵をも消し去ったユイの能力。実は彼女こそは、プレイヤーのメンタルケアのためのAIプログラムだったのでした。ははあ……。この仮想世界ではメンタルすらデータで操作できるって、さりげに怖いこと言っていた気もしますが、規定違反で介入したことにより消滅してしまいました。


……いやまあ、悲しいお話だったことは分かるんですが、いかんせんサチの時と同じで、あっという間に話が進みすぎるのでいまいち感情移入度が弱いのが否めないところです。惜しいなあ。


結局、彼女に意志と知性はあったのか、それとも全てが偽物だったのか。そのへんがテーマであったら面白いんですけど、さすがに深くは突っ込めませんでしたかね。