人類は衰退しました 第1話「妖精さんの、ひみつのこうじょう」

原作は4〜5巻くらいまで既読。その後どうなってるのかチェックしない程度の読者ですが、ファンといえばファンです。田中ロミオさんの、ほのぼのなんだかギャグなんだかシュールホラーなんだか良くわからないごちゃまぜ感が魅力。今季期待の一作です。


人類が衰退し、超科学でファンタジックな妖精さんたちが「現世人類」として繁栄(?)している世界。国連調停官であるところの「わたし」は一応学識があって「先生」と一目置かれたりしていますが、妖精さんも変だけど、この子も変だよね、的雰囲気を醸しだしておりますね。ちょっと久々な感の中原麻衣さんの声もきっちりはまってます。


とにかく、全編にわたって繰り広げられるシニカルな会話劇がツボに入る人には受けると思います。少なくとも、1話はなかなか良い出来だと思いましたね。妖精さんたちの畳み掛けるようなつぶやきがイメージ通りでちょっと感動。ガムは食べ物の域には達していないです。う〜ん、斬新な視点なことで。


岸誠二監督、正直「ギャラクシーエンジェる〜ん」や「Angel Beats!」はいまいちという感が残りましたが、本作のギャグテンポには合いそうな予感。次回も楽しみです。


なお、マーベラスの株主としては会社業績的にもヒットしてもらいたいところなのですが、まあ、出来が良くてもガンガン売れるタイプの作品ではない気はしますねえ……。