一年

2011年3月11日の東日本大震災から一年。普通、こういう時には「もう一年か、早いなあ」という感覚になるものですが、今回に限っては「長い一年だった」という印象が強いです。直接被災したわけではない僕ですらそうなのですから、現地の人達はさらに辛く長い一年であったことでしょう。


ほんの1年前は、津波で町ごと流されてしまうなんて、想像もしていませんでした。原子力発電所メルトダウンが起きてしまうなんて、チェルノブイリシムシティの話だと思ってました。計画停電なんてのもありましたね。僕の暮らしそのものはそれほど変わっていなくても、精神的な何かは、やはりあの日を境に区切られてしまっている気がします。社会情勢について書かれた本を読んでいても、震災前に出たものだと、なんだか古く感じてしまうほどに。


黙祷し、追悼と、今後の速やかな復興を祈ります。