Another 第7話「Sphere joint -変調-」

冒頭シーンは凄惨すぎで、一部スキップを敢行しました。ホラーなのである程度の描写は必要と思いますが、さすがに程々にして欲しいと思ってしまったり。まあこの辺は人によっても許容範囲が異なるでしょうが。


ともあれ、「いないもの」作戦も空しく犠牲者は続き、結果的に恒一と鳴に対する無視状態も解除されることとなりました。2人にとっては決してうれしい事態とは言えなかったことでしょうが……。鳴のクラスメートとの会話は回想でも出てはいましたが、やっぱり新鮮。勅使河原の言葉から、彼女が「変わり者」と思われていたことが分かりますが、それが「いないもの」の選出に影響したかは不明でした。出来れば赤澤さんと話すところももうちょっと見たかった。


夏休み前、教室の人数はぐっと減ってましたね。対象が夜見山市外に及ばない以上、逃げるというのはかなり有効で合理的な選択肢と思われますが、現実的には周囲を説得するのが大変そうです。それに、人が少なくなるということは、消去法的に残りの人達が犠牲になる可能性が高まるということ。恒一は、そこまで考えて逃げたくなかったのかもしれません。


果たして「死者」は誰なのか、赤澤さんが語った恒一死者説は冗談だったようですが、結構説得力があってゾクッとしてしまいましたよ。でも、鳴によれば恒一は死者ではないようです。彼女の「眼」の力。そして「半分」という人形の存在がどうやら物語の鍵を握っていそうですねえ。