偽物語 第6話「かれんビー 其ノ陸」

多くの人が期待したかも知れない火憐とのキスシーンは省略。まあ、原作でもそうだったんですけどね。いずれにせよ企ては成功したようで。普段の体調ならば火憐があっさり許したとは思えませんが、病気な上に唐突な暦の行動で不意をつかれてしまったのでしょう。


とまあ、あとは暦はいつものごとく道端で真宵と出会って雑談してたり、ひたぎの家で鉛筆削りにおののいたり、忍に「命令」したりするのでありました。相変わらず会話ばかりという感じですが、今回はいつも以上に背景が凝っていて面白かったですね。特に真宵とのシーンは、君たち一体どこを歩いてるんだという勢いでした。原作を見直すと、これでも相当な量のセリフがカットされているわけで、西尾さんの軽妙な会話センスにはやっぱり感心なのです。


「体は子供、頭脳は大人です!」


実際、真宵の精神年齢は幽霊期間を考えると高そうですからね。もっとも、幽霊の精神が成長するのかという疑問もありますが。


次回あたりでかれんビー編もクライマックスでしょうか。暦と火憐の対決は原作を読んだ時からアニメで見たかったシーンなので楽しみです。