ラストエグザイル-銀翼のファム- 第13話「Bad move」

いよいよ始まった連邦とグラキエスとの戦争。先鋒の属国艦隊は事実上の囮として使われ、ディアンたち翼の巫女に良いように落とされてしまいます。まあ、この辺は属国艦隊の人達自身も先鋒は名誉であると同時に危険な役目であることは承知していたでしょうし、ルスキニアとしても、積極的に彼らを排除すると言うよりは「頑張ってくれれば儲けもの」くらいの期待はしていたものと思われます。ただそうは言っても、連邦本隊はヴァンシップ用の新兵器を装備していたわけですから、最初から突っ込んでも良かったんじゃないの、という気もしなくもないですね。


翼の巫女が破られたグラキエスは次に対空砲火、それも越えられると、最後の手段としてエグザイルの力を発動。……しかし、ここまで来るのにどう見ても数時間レベルしかかかっておらず、北の大国の割には防衛線が薄すぎるのではないかと疑問が生じるところです。対空砲はほとんど自動装置に見えますし、人的被害が翼の巫女たちだけとすると、数百人か、せいぜい数千人でしょうか。犠牲者が少ないのは悪いことではありませんが、それで首都まで迫られちゃうってどうなのか……。だいたい、連邦みたいな戦艦はないの?と聞きたいです。


ファムたちは国家間の戦争の前では無力ですね……。はやいところシルヴィウスを見つけて合流してもらいたいですが、その前にカルタッファルの安否も気になるところです。壊滅してしまった空族村からの燃料の持ち出しは、まあ緊急事態なのでしょうがないですか。きっと心のなかで謝っていることでしょう。