ちはやふる 第12話「むらさきのゆきしめのゆき」

いやあ、面白いなあ。なにか派手な展開があるわけではないのに、一つ一つの流れが密度が濃いと言いますか。キャラの心情が響くと言いますか。前回までの大会の緊迫感とはまた異なって、今回は特に心温まる展開でしたね。


千早の両親、お姉さんばかり注目しているような感じで、千早も内心寂しい様子……かと思いきや、しっかり千早の活躍も分かっていて、スクラップしてくれているとは感動的でした。良いご両親じゃないですか。まあ姉の方は少し性格がきつそうではありますが、大河に出るという大きな目標と、お金を稼いで家のローンを返すという孝行な発言はやっぱり姉妹と感じさせられるものがありましたね。


そして、これまでかるた部を軽く見ていた顧問の宮内先生も、千早たちの練習風景を見て考えを改めたようで。いよいよムードも一丸となって来ました。しかして、


「試合は4校くらいでやったんですか?」
「12校です、先生! すっごく大変だったんです」


甲子園の東京予選が150校以上(東西あわせて)であることを考えると、やっぱり12校という数字は寂しいのは否めないかなあ。まあ甲子園との比較は無茶かもしれませんが、競技人口がそれほど多くないのは確かでしょう。でも今作によって人気が増しているのかもしれませんね。


さて、新の言ったとおりに赤い近江神宮。また激戦が楽しみです。