パリーグ 2011ペナントレースを振り返る

まだドラフトやCS、シリーズは残っていますが、セパ両リーグともペナントレースは終了。時間に余裕ができてほっとする反面、早くもなんとなく寂しいというのが今の野球ファンの心情ではないでしょうか。


そんなところで、春先に一応書いておいた予想を振り返って見ました。


○予想順位(カッコ内は実際の順位と、予想とのズレ)
1位・福岡ソフトバンクホークス(1位・0)
2位・埼玉西武ライオンズ(3位・−1)
3位・北海道日本ハムファイターズ(2位・+1)
4位・東北楽天ゴールデンイーグルス(5位・−1)
5位・千葉ロッテマリーンズ(6位・−1)
6位・オリックス・バファローズ(4位・+2)


あれ、ゲーム差はともかく、意外と外してないかも? とりあえずソフトバンクの優勝は当てましたよ。……まあ、おそらく過半数の野球ファンは当てたでしょうけど。


そのソフトバンク。相当強いとは思っていましたが、それでもここまで独走するとは。和田杉内はともかく、ホールトンが最多勝とか、摂津が先発で14勝とか、恐れ入りましたね。打つ方でも内川が引っ張った上に、さり気なく松中と長谷川が復調して強力でした。さすがに今年こそはシリーズいけるかな?


日本ハムはむしろよく夏場まで食らいついたなと。投手陣はさすがでした。でも、優勝するには打線が劣りましたね。田中が離脱し、ホフパワーもスケールズも中田も尻すぼみ。終盤は「怖いのは糸井だけ」状態でした。


西武。一度谷底まで落ちて、なんとか地上まで這い上がりました。打線は統一球の中でも比較的頑張りましたが、涌井と岸の両エースが不調。帆足はマイペースに投げてましたが、石井一久も衰えは隠せず、先発陣が弱かったです。西口の復活は嬉しかったですけどね。


オリックスは、上記の通り最下位予想してました。チーム成績を見ても、3位争いを繰り広げたのがむしろ不思議なほどで、岡田監督の用兵の妙もあったのかなと思います。特に平野−岸田ラインは強力でした。あと、金子が思ったよりも早く復帰して例年通りの好投を見せたのが大きかったかと。


楽天。岩隈が残って、田中と永井と塩見がいて、野手にはメジャー帰りの松井と岩村が加入で、これは3位も狙えるんじゃないかなと思ってました。実際、3位争いまではしましたし、チーム防御率2.85はリーグ3位となかなか健闘。ただ、最後にズルズル落ちてしまう当たりが弱さでしょうか。松井も岩村ももうちょっとはやると思ったんですが。特に岩村はひどすぎでした。


最後にロッテ。去年も日本一とは言え3位(変な表現だ……)でしたから、反動は予想していました。西岡もいなくなっちゃいましたし。それでもここまで落ちるとは。ソフトバンクとは逆方向の予想外です。チーム打率は最下位、チーム防御率も最下位の見事なビリで、特に長打不足が深刻でした。元々6番打者を並べたような打線でしたが、統一球で大打撃を受けてしまったということでしょうかねえ。