アイドルマスター 第13話「そして、彼女たちはきらめくステージへ」

1クールの終わりにふさわしい、華やかで力強いエピソードでした。


ただでさえ初の本格ライブで緊張する765プロの面々が、さらに台風で竜宮小町の到着遅延というアクシデントが重なり、不安と興奮の中で、体当たりでぶつかっていく熱さと決意がうまく描かれていたと思います。ステージの上ではプロのアイドルの凄さを見せて、でも楽屋では焦って混乱している女の子たちの素顔もあって。そんな両方の顔を見せてくれるのが今作の魅力ですよね。


竜宮小町の来ない中で、無名の彼女たちが頑張っても簡単に観客は盛り上がってくれるわけではなく。春香たちが歌っている時も、どことなく白けた感が残酷ながらもリアルでした。でも、精一杯の思いを乗せることで、次第に観客の心もつかむことができた。これは彼女たちにとって、大きな自信になったことと思います。ライブシーンは歌も動きも素晴らしかった。彼女たちの汗と笑顔と涙が印象的でしたねえ。


もし1クールきりだったとしても、これで最終回にできるように作ってあったのかなと思えるくらいの出来栄えでしたが、物語はまだまだこれから。次の展開も楽しみです。