ロウきゅーぶ! 第8話「転生への階段」

まさかの水着バスケ回! ビーチバレーはよく見ますが、水着でバスケというのは斬新ですね。恐れ入りました。ですが、お話の内容そのものはなかなか良かったのではないでしょうか。


前回の引きから、葵が話も聞かずに昴を問い詰めるのではないかと心配していましたが、彼女もそこまで問答無用なわけではなく、ついでに美星の都合の良い登場でひとまずは納得。しかし、水泳の指導ともなると話は別で、さすがに葵も堪忍袋の緒が切れてしまうのでした。ここで「バスケ勝負」になるあたりが予想通りとは言え熱い展開です。


葵は友人二人を引き入れて5対3。小学生相手だからということできっちりハンデをつけてくるのが彼女の人の良さですね。智花の現時点での実力を過大でも過小でもなくきっちりと評価していたり、愛莉の自覚を促したりと、良いお姉さんぶりを発揮していました。


智花達からすると、最初は「昴さんをさらっていっちゃう怖いお姉さんたち」という悪役的な印象もあったかもしれませんが、試合を通じての「指導」によって、その思いも変わっていったようです。良きかな。


「なあ葵、お前はじめから……」


と昴は問いかけようとしましたが、多分、彼女は見極めたかったのでしょうね。昴の教える生徒たちがどれだけバスケに本気かということを。それに合格しないようであれば、容赦するつもりはなかったんだと思います。可愛い女子バスケ界の後輩たちに対する期待と激励。昴とはまた違う、良いコーチぶりでした。


出来ればこれで終わりとならず、また葵と智花達とのエピソードも見たいものです。