STEINS;GATE 第19話「無限連鎖のアポトーシス」

オカリン渾身のアクション編。


暗い画面、暗い物語。過去数回も「切ない」展開ではありましたが、萌郁編はさすがに一線を画した重さがあります。萌郁の過去、そして「自殺」という未来。携帯を奪い、過去を変更しようとするやり取りは、作画も声優さんの演技も緊迫感たっぷりでした。


彼女には重なる恨みはありますが、それでもこの世界線での萌郁はまだまゆりを殺してはいないわけで(……というより、この世界線では結局殺さないことになるのか)、殴りつつも謝ったりする岡部が彼らしかったです。


「居場所」を与えてくれたFBに忠誠を誓う萌郁。この依存具合が短いながらも説得力のある描写でした。そういえば彼女が岡部に出したメールは異様にテンションの高い文面でしたが、あれが一体彼女のどんな面を表したものなのか、いまだに掴みかねていたりもします。もしかしたら、彼女がなりたかった明るい自分、ということなのですかね……。