伊良部元投手がロスの自宅で死去 自殺か(日刊スポーツ)

野球ファンとして衝撃。と同時に、「自殺」という死因に、どことなく納得してしまう自分がいました。現役時代から伝わってくるエピソードは、野球に対する純粋さと傲慢な姿勢との同居。「ワガママ」と呼ばれることも多かったですが、「とても素直な人間」との評価もまた多く見ました。おそらく、根底には不器用で繊細な部分があったのではないでしょうか。……いやまあ、こんなこと言っても所詮会ったことがあるわけでもなく。「分かったような口」でしか無いのですけどね。


入団当初は速球を生かしきれず伸び悩んでいましたが、その後開花。94〜96年くらいの伊良部は打てる気がしなかったなあ。清原との勝負も見ものでした。日本でスターとなり、メジャーでも「期待外れ」とは言われたものの、通算34勝をマーク。帰国して阪神でも花道を飾りました。当然、経済的な問題なども無かったでしょうに、そんな「成功者」でも死を選ばなければならなかったのか……。悲しみはもちろんですが、人生において本当に大事なものとはなんだろうか。そんな事まで考えさせる一報でした。


孤高の豪腕…伊良部氏自殺の真相(ZAKZAK)


ZAKZAKにしては、と言うのもなんですが、良い記事だと思いました。