輪るピングドラム 第3話「そして華麗に私を食べて・・・」

前回に引き続き苹果の不可思議ストーカー的行動と、ピングドラムを追って「不良になっちゃう」冠葉と晶馬の探索活動が描かれた第3話でした。過去2話に比べればまだおとなしめだったとは言えましょうか。それにしても、すでに陽毬よりも苹果の方が出番が多くなっている気がしないでもない。特に女王様モード時を除くと、陽毬は目立ちませんね。


冒頭は誰の回想かと思いきや、苹果でした。かつて家族で食べたカレーも今では一人。母親も、外でもカレーを食べるというあたり、それなりに配慮してはいるようですが、やっぱり寂しそうです。父親は離婚したのか、あるいは死に別れてしまったのか。


一方の高倉家では、今回も最初から「生存戦略〜!」。これからは最初の頃に女王様がお約束になるんでしょうか。


「よくできたイリュージョンだけどな」


そんな訳あるかい! と、高倉兄弟の認識力に疑問を覚えてしまう瞬間。……とはいえ、だったらどう認識するのが正しいのかと言われると困ってしまいますが。自らを信じさせようとする女王様が持ち出したのが牛乳というのがまたおかしかったです。


一方、運命日記(仮称)にそって、カレーを多蕗に食べさせようとする苹果でしたが、多蕗の彼女(?)と鉢合わせ。ここでカレー鍋をひっくり返したりしたら完全なヤンデレ状態になるところでしたが、幸いにもそこまで理性と常識は失っていないようで、火傷しながらも鍋を入れ替えるという手法で強引に目標達成しました。う〜ん、こういう根性は結構すごい子なんですけどね。素直に褒めて良いか迷います。


ひょんなことから陽毬の友人になった苹果。この際だから、直接ピングドラムについて聞いたほうが早いんじゃないでしょうか?