地デジカウントダウン

あと3年、あと2年と、「まだ先だなあ」と思っていた地デジの完全移行も、いよいよ残すところは一ヶ月のみとなりました。どうせ延期するだろう、なんて声もありましたが、この調子だと(被災地以外は)予定通り実施されそうですね。僕はもう対応済みですので特にすることもないですが、果たして世間ではどの程度対応済みなのか、少々気になるところではあります。あれだけアナログアナログと画面に出ていれば、まあテレビを観ている人ならばおおむね知っているであろう、とは思うのですが、対応しようとしたらアンテナ工事が間に合わない、なんて例もあるようで、そういうのは辛いですね。


個人的には、なんだかんだ言っても地デジのハイビジョンは大きな魅力と感じてます。素人でもくっきり分かる画質差だからこそ、多少の不満は出つつも買い替えが進んだのでしょう。ただ逆に、それによって目が肥えてしまったというか、「どうせやるなら40Mbpsくらい使ってフルハイビジョンにしたら良かったのに」とか要求水準が高まってしまったり。……ま、そんなの放送でやったらブルーレイの立場がなくなっちゃうのですが。


それにしても、薄型テレビもこの10年弱でよく普及したものです。考えて見れば、薄型テレビと地デジって別に必須の取り合わせではないんですよね。ブラウン管で地デジハイビジョンを見てもよいし、薄型テレビでアナログ放送を見ても良いわけです(実際、そうした製品も一部ではあったようですし)。でも、ちょうどデジタル時代の流れが、この2つの技術の間ではピッタリはまったということなのでしょう。面白いです。