交流戦が終わりて 2011

去年、パリーグが81勝59敗4分と圧倒的に勝ち越したのは鮮烈でしたが、「さすがに今年はそこまでの差はつかないだろう」というのが戦前の僕の予想でした。で、結果はというとパリーグの78勝57敗9分。引き分けが増えたので勝率はほぼ同じです(.578→.577)。おそれいったことに、今年もパ・リーグの強さは健在でした。去年を「鮮烈」と書きましたが、今年に至っては「当然のように勝っている」印象すら受けてしまうほどでした。


なかでも圧巻だったのがソフトバンクの快進撃。18勝4敗2分って強すぎる……。「パリーグ応援したいけど、さすがに今年はソフトバンクに負けてもらったほうが良いかな」などと悩んでましたが、僕が応援しようがしまいが関係なかったですね。これは。


それにしても、同じNPB内においてここまで差がつくとは不思議です。ただ、別に常にパ・リーグが優位というわけではなく、長期的に見ればその時々でレベルが入れ替わってきたのでしょう。


その点では、来季のパ・リーグダルビッシュを始め、岩隈、和田、中島ら有力選手のメジャー移籍が囁かれており、セパの差が縮まる、あるいは一気に逆転、なんてことも考えられます。果たしてパの黄金時代は今年までとなるのか、来年の交流戦も見所が十分となりそうです。