花咲くいろは 第4話「青鷺ラプソディー」

緒花がいちおう喜翆荘に馴染んでいくまでを描いた初めの3話も一段落。今回からは学校も始まり、さらに話が広がっていきます。


ドキドキの転校生。東京出身ということで注目される緒花ですが、男子に聞かれることが民子のことばかりとは……。もっとこう、緒花本人の可愛らしさについてはどうなのか、と問い正したくなります。しかしまあ、あまりそういう反応が見られなかったことからすると、緒花は容姿的にすごく目立つというタイプではないのかもしれませぬなあ。ただ性格的には目立つと思うので、そのうちクラスにも馴染んでファンもできることかと思いますよ。


さて、意外なまでのモテっぷりをみせる民子でしたが、告白した男子にけんもほろろ。具体的な好みのタイプをあげていきますが、「物言いがきつくて、でもホントは温かくて、仕事に一生懸命で目がちょっとつり上がっていて……」って、一瞬、女将さんのことかと思っちゃいましたよ(汗)。しかし、なぜそこまでモテるのですか民子さん。結名が人気ってのは分かりやすいんですけどねえ。


今回はそんな緒花と民子を軸にしつつ、老舗のライバル店ですとか、順調に仲良くなってる緒花と菜子ですとか、そして、孝ちゃんのメールの返信に悩む緒花の姿ですとか、盛りだくさん。それでいて一つ一つが詰め込み過ぎにならない流れは見事でした。


また、毎回美しいのがその背景。雨の日の道にもしっとりとした風情が出ています。特に、神無月のお祭りのイメージ映像は素晴らしかったですねえ。サブタイにも入った謎の青鷺も存在感ありました。青鷺を見てはしゃいだり怖がったりする緒花が可愛らしかったことです。


それにしても、旅館の仲居さんというのは「現代劇で着物を自然に出せる」という点で、ものすごいアドバンテージのある設定ですねえ。和服も洋服も制服もOK。これは強いですよ。