魔法少女まどか☆マギカ 第6話「こんなの絶対おかしいよ」

片足でふわりと着地して髪をかきあげるほむらがかっこいい。さやかとまどかを救ってくれた彼女ですが、まどかに対する警告はより一層厳しいものでした。ほむらからしてみれば、なんども言っているのに、今や魔法少女になってしまったさやかについてまわるまどかの行動には苛立つのでしょうね。しかし、まどかとしてもさやかを放っておけるはずもなく。


「なら間違えればいいさ」


ちゃんと娘の話を聞いて、親身に相談に乗ってくれるまどか母は温かいですね。良い親子だと思います。しかし皮肉なことに、そんな大人のアドバイスすら、魔法少女の世界では甘いモノだったのかもしれません。さやかのソウルジェムを取り上げて道路に放り投げたのは、まどかにとって「たとえ間違いでもさやかを助けたい」という思いだったのでしょうが、それは「大人になる前の勉強」ではすまず、一歩間違えれば永遠にさやかを失いかねない行動だったのでした。


魔法少女ソウルジェムこそが本体で、体は抜け殻にすぎない。杏子も知らなかった衝撃の事実を、キュゥべえは淡々と語ります。う〜ん、やっぱりキュゥべえは腹黒いというよりも感覚が人と違うというべきなんでしょうね。聞かれれば律儀に答える、でも最初から全部説明はしないという仕事ぶりが徹底してます。


「ふざけんじゃねえ! それじゃあたし達、ゾンビにされたようなものじゃないか!」


これはゾンビですか? いいえ、魔法少女です』というフレーズを連想してしまったのは僕だけではないはず。まあ、ケガが治るのは便利は便利かもしれませんが、だからといってなりたいものではありません。まどか達にとってもキュゥべえに対する不信感が強まったことでしょう。いよいよ、魔法少女になりたい、なんて言える雰囲気ではなくなってきました。


なんだかんだ言っても苦労してさやかを助けてくれたほむらには感謝。彼女の能力は瞬間移動でしょうか? 彼女の気にかける「ワルプルギスの夜」は、1話冒頭のまどかの夢なのか。今後の大きな鍵になってきそうです。