屍鬼 第16話「第悼と髏苦話」

人間時代の沙子の回想。どことなく知世ちゃんっぽいのですなあ。なりたくて屍鬼になったわけではない。しかし、自ら死を選ぶほどの決断も出来ない。悲しい生き物。


……とは言え、恵の悪女ぶりは悲しいとかそういうレベルでは無く。生前から問題があったとは言え、ひどすぎですね。奈緒も含めてですが、やっぱり屍鬼になると性格自体が歪んでしまう模様。そう考えると、夏野がまともなように見えるのが不思議です。その辺の謎はおいおい、ということでしょう。


それにしても、田中家のお父さん良い人ぽかった(今はもう人では無いですが)のに、奥さんはどうもいつも不機嫌で、冷たいことですなあ。


夏野の志を継ぎ、決意を胸に屍鬼の住処を探索する昭。最初は頼りないようでしたが、危機の中ですっかり成長を見せましたね。しかし、そんな昭にも辰巳の魔の手が。「出て来るな」という時に限って出て来る辰巳は、実に有能で嫌な悪役です。しかしこれで終わりではいくらなんでも悲しすぎるので、何とか助かって欲しいもの。