屍鬼 第11話「第悼と悲屠話」

「もうサブタイには触れないぞ」と思っておりましたが、いかになんでもこれは……。今後しばらく「第悼と」がつくわけですね。すごいセンスです。


さて、今回は独自の勘(霊能力?)で兼正が起き上がりであると見抜いた郁美が奮闘する回でありました。当初は馬鹿にされながらも、次第に村人に浸透していく郁美の言葉。普通なら、彼女のような存在は迷信的で排外主義的な妄言キャラで終わるのですが、この物語では真実をついていたりする。そこがちょっと皮肉というか、本作の上手さを感じたりもしますね。


一方、起き上がりまでは信じない村人達の間にも伝染病の恐れは着々と広まっていました。尾崎は言葉を濁してましたが、「火葬にしてくれ」というのは「病原菌を防ぐため」だと、少なくとも夏野父たちには解釈されたでしょう。上手い濁し方ではあります。


で、今回非常に気になって気になってしかたなかった夏野はというと、なんと出番なし! じらせ過ぎです。では来週、と思いきや、ここでフジテレビは3週連続で放映休止! 何という嫌がらせでしょうか……。トホホ。