「とある飛空士への追憶」(コミック版)

こんなの出てたんですね。傑作ラノベのコミカライズ。当初は小説のイメージよりも柔らかな雰囲気の絵柄に戸惑いましたが、次第に良い感じに見えてきます。いや、むしろこれでピッタリ、とさえ思えてきます。今作はラブロマンスであり、一人の女性の成長譚として考えると、女性作者の登用はヒットなのかもですね。


旅を通してだんだんと変化していくファナの描写がみどころ。もちろん、シャルルの気取らないかっこよさも見逃せません。


あとは、世界を隔てる大瀑布は絵で見るとやっぱりすごいし、設定としても面白いですね。大瀑布のために二つの大陸は飛行技術を手にするまで互いの存在を知らなかった、なんて、もし現実世界でそのようなことがあったらどうだったろう、と想像力をかきたててくれます。


なんか全然知らない間に映画かも決まっていたようで、こちらも楽しみ。