屍鬼 第3話「第惨話」

増加する「伝染病」を前になすすべが無い尾崎。見え隠れする桐敷の一家。そして夏野とその友人。キャラクター多彩でお話の密度が濃いこともあって、見ていて1話終わるのがあっという間という感じです。


今回の見どころはヒロイン、沙子の登場でしょう。夜に寺の階段で静信と対面。なかなか雰囲気が出てましたね。声もよい。悠木碧さんというとあんまり見ない名前だなと思いましたが、僕の知ってる中だと、ソラノヲトのノエルの人ですか。なるほど。ただ惜しむらくは、目のところが黒々で可愛らしさにかける点ですかねえ……。もうちょい普通に描いても良かったんじゃないかと思えてなりませんです。


そしてまた、ある意味沙子以上に異様な存在感を見せていたのが村迫正雄。姿も言動も、これでもかってほどにいやらしく描かれてましたね。逆に可哀想なほどです。一方夏野は、彼の言葉を受け流しながらも、内心恐怖を覚えていました。自宅では眠れないと、もはやノイローゼ状態ですかね。


そんなとっつきにくい2人と仲良くできる徹の良い人っぷりは今回の清涼剤。でも、キャラ紹介欄ですでに「後の悲劇」とか描かれちゃってます。嗚呼……。