Angel Beats! 第10話「Goodbye Days」

ここでユイが去ってしまいますか……。いつも、元気に跳ね回っている彼女が、生前は動けない身体だったとは。意外でもあり、同時に納得でもありました。バンドのギターとボーカルだけではなく、プロレス技を決め、サッカーで5人抜きを達成し、野球のホームランはなりませんでしたが、思い切り身体を動かしたユイでした。


「もういっこあるよ」
「なに?」
「結婚」


ここで真琴を連想してしまうのは鍵っ子というものでしょうか。それはともかく、「女の究極の幸せ」とはずいぶん大時代的なセリフではありますが、寝たきりだった彼女にとっては、特に憧れだったのでしょうね。


「じゃあ先輩、あたしと結婚してくれますか」
「それは……」

「オレがしてやるよ!」


ユイの目は真剣でした。多分、音無が気休めで答えてもダメだったでしょう。彼女は日向の言葉が真実だと分かったからこそ、心を満たすことができたんですね。それにしても、ここの日向はかっこよいなあ。ユイじゃなくてもぐっときますよ、これは。


想像される彼女たちのもう一つの出会い。恐竜&ポテトっぽいぬいぐるみはご愛敬。歌と絵をあわせてエンディングまで、まさに麻枝さんらしい感動的な見せ方でした。


……ただ、ユイはもうちょっと物語全体のキーパーソンかと思っていたので、ここでの退場は意外。上手くミスリードされたってことですかね。さらに、エンディング後に、次回からの急変を告げるようなシーンが。最近地味な存在と化しているゆりが、そろそろヒロインっぽく活躍できるでしょうか?