けいおん!! 第5話「お留守番!」

脇役だけでエピソードを作れるということは、それだけけいおんワールドに親しみと深みが出てきたということですよね。サブタイトルの文字も丁寧になっているところが憂仕様でしょうか。見直してみたら、毎回のキャラによって自体が違うようですね。芸が細かいです。


「今、富士山の中 新幹線が見える」


ギャグでやっているのか天然でやっているのか良く分からないところがすごい。さすがは唯です。そんなメールを嬉しそうに見る憂も、相変わらず唯に甘々なのでした。しかし、2日帰ってこないだけで涙目なのは、いくらなんでもシスコンが過ぎるような気がするのですが、一体二人の仲のよさはどこから来ているのやら。憂のシスコンぶりは周囲にも認知されているようですが、彼女のそのほかの面の優秀さゆえに、微笑ましく受け止められているようです。


憂と梓と純でお泊り会をすることに。鈴木純ちゃんは、以前から出てはいましたけど、本格的な出番は今回が初めてですね。ジャズ研所属ということですが、軽音部のほかにジャズ研があったんですか。しかもそっちの方が部員が多そう。まあ軽音とジャズは違うものではあるんでしょうけど、軽音部に新入部員が来なかったということも一応納得かも。


友人同士で過ごした週末。派手さは無いものの、のんびり楽しく見られる回でした。さすがに毎回この調子だとちょっと退屈かもしれませんけど。


それにしても、料理は出来るし、気立ては良いし、楽器もバッティングも飲み込みが早いし、憂ちゃんはほとんど完璧キャラですね。一歩間違うと嫌味になってしまいそうですが、そこはきっちり自然体な表情が出ていて、ある程度リアリティのあるキャラになってると思います。


しかし、以前にも書いたことですが、彼女の両親はなんで「憂」なんて暗い漢字を名前につけたんでしょう。「人(ニンベン)とよりそえば優しくなれる」という理屈がつかないことは無いのですが、本人としてはちょっと気にしているんじゃないかと推測したりしますよ。