おおかみかくし 第10話「八朔祭」

ん〜、今回はいまいち、いえ、いまみっつくらい精彩を欠いたような気がします。ラスト直前の重要な回だったと思うんですが、そこで勢いが緩んでしまったかなあ。


一言であらわすと「緊迫感が足りない」ってことになると思います。あれだけの事実を知らされながら、通常通りの日々に戻ろうとする博士とかなめ。逆に、知られたのに特に対策をとっていないらしい櫛名田家。まあ、この辺は博士の父が多少今後の方向性を示していたので救われましたが、後輩ちゃんの暴走以降の展開は厳しいものがありました。


目の前でいきなり少女が大暴れして青年を持ち上げて、なおかつそれを大鎌もった少女が切り殺して、その割には周囲が静か過ぎするんですよね。普通、事情を知らない人は恐慌状態に陥るのではないでしょうか。


それに続く賢木の演説も旧住民達の怒りも、空回りに見えてしまいますし、五十鈴の復帰も説明が無いもので、懐かしさより唐突感を覚えてしまいました。そしていきなり「ダムを決壊させる」と来ましたよ。


なんだか、急展開にどうも不自然さを覚えてしまうところです。上手くまとめられると良いんですけどねえ。