おおかみかくし 第9話「密室」

閉じ込められた博士と眠。博士は眠に対する恐怖がありますから、悪夢を見るのも実にもっともなことです。もっとも、2番目の夢は願望が混じっていたことも否定は出来ますまい。


「蜜」とは落ち人(で、漢字良いのかな)が放つ甘い匂いのこと。そして博士は10万人に1人ともいう、蜜の強い人間だとのこと。ふむ、血かなにかかと思ってましたが、匂いでしたか。となると、博士ほどではないにしろ、かなめやマナにも蜜があるんですね。眠の様子を見ていると、たかが匂いとは侮れない、ものすごい衝動のようで。


博士に覆いかぶさらんとする眠がやたら色っぽいので、もう襲われても良いやと言いたくなっちゃいますが、でも実際に襲われたら死んじゃいそうであり、やっぱり怖いので勘弁してくださいって感じです。


結局、衝動を抑えきった眠。事件を通じて九澄家と櫛名田家の間に友好関係が生まれそうな雰囲気にもなってきました。一方で良識人の院長が葛西によって殺されてしまい、神人の内紛が激化するという意外な展開。いつの間にやら姿を消した賢木にとって、眠の自制は計算外だったでしょうが、神人の争いは共倒れを呼んで好都合でしょうね。


ちょっと不思議なのは、一誠の後輩の彼女。かなめに掟について話していたので、元々神人なのかと思ってましたが、襲われたってことは彼女も落ち人で、掟云々は後から話を聞いたってことなんですかね。まあ、その辺は次回にはっきりしそうでありますが。