とある科学の超電磁砲 第19話「盛夏祭」

はっきり言ってしまうと「なにも起こらない話」ではあるんですが、これが面白かった。いつもの面々が元気で、初春がはじけてたり、美琴が意外な特技を披露したりするのを見るだけでも楽しい。これは基本の作りがしっかりしているからですかね。まあ、「シリアスよりもこっちの方が良いや」と、見ているこちらの気分が緩んでいるからでもありますが。


それにしてもあのメイド服姿でのお迎えを良く寮監が認めたものです。一瞬、どこのガルデローベかと思いましたよ。この世界ではメイド専門学校もあるそうですし、メイドの社会的認知度が高いのですかねえ。でも、「お嬢様学校」であるならば、生徒はむしろメイドを使う立場になりそうな気もします。もしや、そこまで踏まえて時にはメイドの立場になってみようという教育的配慮? だとしたら恐るべし常盤台であります。


それにしても美琴がヴァイオリンですか。これにはさすがに驚かざるを得ませんでしたよ。今までそんな話、全く無かったですし、それも寮生に推薦されるほどの腕前とは。彼女の生い立ちは今のところほとんどさっぱりですが、やっぱり良いところの出で、小さい頃から習ってたりしたんでしょうか。……ふと、「電子楽器だったら彼女の能力で自由に鳴らせるのでは?」と思ってみましたが、やっぱりそこまでの細かい制御は無理でしょうかね。