とある科学の超電磁砲 第14話「特別講習」

レベルアッパー事件が終わり、息抜き回もはさみ、さらに年も変わって新章かと思いきや、ここでもう一回レベルアッパー事件の収拾があるとは意外でした。外伝的な話でしたが、佐天に、さらにはレベルアッパーを使用してしまった学生達に気持ちの整理をつけさせる回。これは丁寧な構成ですね。


小萌先生も休日出勤ご苦労様です。でも、説明もせず呼びつけての講習では「懲罰」と捉えられても仕方ないでしょうし、黄泉川先生の持久走も半分屁理屈なのは事実だと思います。気になるのは、一体誰がこんな講習を思いついて実行したのか。学園都市の上層部は酷い人ばかりなイメージでしたが、気の効いた人がいたんですかねえ? その辺、明かされること無く終わりそうな感もありますが……。


佐天だけではなく、持久走で最期まで走っていた太目の少年が「もう一度頑張ろう」と言っていたのが地味に良かったと思います。それによって作品世界が広がったといいますか、主要キャラ以外の受講者も、それぞれ考えているんだなという奥行きが出ていました。