「東のエデン 劇場版1 The King of Eden」

先週末に観てきました〜。


なんといいますか、「悪くはなかったけど、すごく面白いと言うほどではなかった。」という感想になっちゃいますかね。まあ、二部作の一作目の評価は難しいです。


「この作品は、朗のカッコよさでもっている」なんてことがまず一番の印象。咲も可愛いんですけど、単独だとちょっと弱い。朗が出て来ると急に物語に勢いが出ますし、咲の輝きも増すんですよねえ。


で、結局今作の魅力は咲と朗のラブロマンスなんだよなあ、と個人的には思ったりするわけです。東のエデンの面々も、セレソンゲームすらも二人を引き立てるための脇役に感じてしまう。だから、国がどうとか政治がどうとかニートがどうとか、そういうレベルの話が表に出て来ると、いまいちシンクロできないで困ります。これは単に見せ方が下手なだけかもしれませんし、あるいは神山監督と僕の感覚が合わないためかもしれないんですが……。


合わないといえば、ちょこちょこ出て来る書き文字演出もあまり上手く決まっているようには見えませんでした。あれ、どうなんですかね?


不満はちょっとおいて、二人のほかに目立ってたのはジュイスですね。扱うセレソンによって態度が全然違う。おそらく12対用意された自己進化型プログラムなのでしょう。最初はみな同様で、使ううちに個性がついていく仕様とみました。面白い。


作画自体は安定してますが、劇場版の割に画質にくっきり感が無いのが残念でした。ひょっとしてTV放映時と同じくらいの解像度なんですかね。もちろんTVはハイビジョンで高画質でしたが、劇場のスクリーンだと厳しい。それとも、劇場によって違うんでしょうか……。


なんだかんだ言っても後編も見に行くと思います。