涼宮ハルヒの憂鬱 第21話「涼宮ハルヒの溜息 II」

いよいよ映画撮影、と、その前にCM撮影から。CMを作って機材をもらおうという発想はハルヒの頭の回転の速さをうかがわせますが、あんなCMでスポンサーが納得するのか疑問ではあります。でも、みくる見たさに人が集まっていたからそれだけで成功なのか。しかし、ハルヒのみくるに対する扱いは時々虐待の域に達しているのではないかと心配になりますよ。みくるはハルヒに対する恨みとかは無いんですかねえ……。「任務だから」ってのはあるでしょうけど。


脚本も無しに映画を作るドタバタぶりですが、こういうシーンを見ていると、何で本作が人気が出たのか分かるような気もします。「学生時代にやってみたかった楽しそうなこと」が詰め込まれているんですよね。


ただまあ、こと溜息編だけの評価にしぼると、ちょっとテンションが落ち気味というか、やや面白みに欠けますかねえ。なにより、まだエンドレスエイトの後遺症があります。全24話だと溜息以後の新作部分ももう無いということで、「消失」が見られなかったのは返す返すも残念。いつかTVだか劇場だかでやるんでしょうけど、それまでにまた待たされるかと思うと……。