咲-saki- 第9話「開眼」

いよいよ決勝! ということで、期待通りの盛り上がりでした。


まずは優希のタコスネタが楽しい。美穂子にもらったタコさんウィンナーで窮地脱出と思いきや、調子に乗れず「やっぱりタコさんでは弱いのか……」と真剣な表情で考える優希が微笑ましいです。


対局はまず龍門渕高校・井上純のペースに。ポンやチーで優希の流れを消し去る能力はプロも驚きのようでしたね。「非科学的です。偶然です。たまたまです」と意地になって否定しにかかる和のふくれた顔が可愛らしい。和にはあくまでこの姿勢を貫いてほしいものですよ。


後半戦。今度こそタコスを入手してパワー全開の優希でしたが、やはり純の壁は厚く。「タコスを食べた優希ちゃんが、東場であがれないなんて……」。これを真面目に言う咲も、すっかりタコスパワーになじんでますねえ。


そして圧巻はラストの美穂子の差しっぷり。それまですっかり優希と純とに焦点が当たっていて、「このまま終わったら、風越のキャプテンにしてはずいぶんと地味になっちゃうなあ」などと思っていたのですが、そんな地味さもきっちりと伏線だったとは! 優希たち同様、油断させられてました。まいりましたです。


先鋒戦だけで丸々一話使って楽しませてもらえました。これは次回以降も楽しみだなあ。



……それにしても、あの美穂子の目はなんなんですかね。ま、今作の場合、あんまり深く考えてもしょうがないかもしれませんけど。