宇宙をかける少女 第19話「閉じた迷宮」

「あれ? 秋葉はさらわれてたんだっけ?」


などという反応である時点で、今作に対する僕の集中力がうかがいしれるってものです。とはいえ、今回後半は再加速が来た感じ。


Aパートは、混乱するレオパルド内部の模様。あっという間に事態を掌握する高嶺の優秀さが分かります。一方、いつきの語りに大泣きのブーゲンビリアとミンタオ。彼女たちのキャラは良く分かりません(笑)。まあ、秋葉だったら「それはそうと」で切っちゃいそうな話を、最後まで聞いてもらえて良かったのではないでしょうか。


そしていよいよネルヴァリストの目的が語られ始めるBパートが見どころでした。


「人々に永遠の秩序と循環をもたらす。私はそのために生み出された」


ネルヴァルがナミを丸め込もうと嘘を言っている可能性もありますが、多分本当でしょう。ネルヴァル自信、自分の役割に迷っている様子があるのも意外でした。


欠点だらけの人類の心を安寧に導く人工知能。それが、ブレインコロニーを作った何者かの願いだったのでしょうか。箱人間はある面からみれば無気力と怠惰であり、またある面からみれば安らぎと安定なのでしょう。


この二つの価値観がぶつかるようになってくれば面白いなあ、と期待しつつ見ております。まずは、秋葉が箱の中で見る光景に注目ですかね。