東のエデン 第5話「今そんなこと考えてる場合じゃないのに」

面白いことは分かりきっているのに、見るのが何となく後回しにされてしまうのは、今作のシリアスさゆえですかね。今回も、咲の面接というエピソードの中に、現代日本社会に対する異議が見え隠れするようでした。


ただ、それが決して押し付けがましくならないようにも配慮されてますね。あくまでエンターテイメントとしての魅力を損なわない、バランス感覚がさすがです。比較例に出してはなんですが、アルジュナあたりは主張が前面に出すぎでちとキツかった。


とまれ、咲はあんな会社には入らない方が良いです。落ちてラッキーです。嘘で待たせたあげく牛丼落とすとか、普通ありえませんから。陰口を叩くなど、社員の質もたかがしれるってものですよ。


一方の朗。ものは試しと総理に「ギャフン」と言わせてます。やはりミスターアウトサイドの権力は絶大なもよう。しかし、いくらなんでも60円は安すぎでしょう。缶ジュース半分のお金で総理の答弁が変わるのでは悲しすぎる……。


咲の話を聞き、どうやら「日本を救う」道筋が見えてきたらしい朗。一方、咲に「フラれた」大杉は、危険そうなセレソンに目をつけられてしまうことに。……咲は、大杉の気持ちをまったく気づいていなかったんですかねえ? ちょっと気になるところです。