けいおん! 第5話「顧問!」

毎回安心して楽しめるほのぼの風味ですが、今回はちょっと異色といいますか、これまでに無いはじけっぷりではありましたね。主にさわ子先生が、ですけど。さわ子先生がアルバムを処分しようと高速で走る場面ですとか、回想内の「ワイルド」なエスカレートぶりですとか、面白い反面、ややこれまでの世界観を逸脱していたような気がしなくも無いところでした。ここらへんは脚本家の好みなのかも?


ともあれ、顧問も決まり、ようやく本格活動モード(前年度の顧問はどうしたんだという疑問はありますが、まあ退職とか異動とかあったんでしょう)の軽音部。しかし、いきなり「ヴォーカルはいないの?」という鋭いツッコミが。……言われてみれば、観ているこちらも全然考えてませんでした。こりゃだめだ。歌いたくて無言のアピールを続けてみる唯が、可愛いような少しうっとおしいようなで、でもやっぱり可愛かったです。


来週はもう学園祭での発表ということで、思ったよりも展開が速いですね。でも考えてみれば夏休みも過ぎてましたか。唯がギターをそこそこ鳴らせるようになるわけです。ふむ。果たしてどんな演奏になりますかねえ。



<興味深かった記事より>
「けいおん!」の律のリアクションがノンケな件について。(たまごまごごはん)

さわちゃん先生に演奏を披露したときに「適度にへたくそ」なのがいいですね!


そうだったのかあ。素人的にはそこそこ上手いようにしか聴こえなかったんですが、やはりまだまだ高校1年生のレベルなんですね。こういうのは詳しい方のレビューが参考になります。さすがに京アニさんは芸が細かい。

律はその他にも「いかにもアニメ的な性格のキャラクター」の中で、大げさな、でもそれほどひどくない、いかにもいそうな「リアル」部分を背負っています。


本作は女性スタッフが多いということで、女子高校生の「自然体」を重視していると聞き及ぶところですが、特に描きやすいのが律なのかもしれませんね。他の3人にしても、それぞれ微妙に「ありがち」を外してきている感があって、そこがまた新鮮で心地よいです。ま、過度にスタッフの狙いとかを考えて見るのは邪道なのかもしれませんけどね。