けいおん! 第3話「特訓!」

いよいよバンドの特訓かと思いきや、テストの特訓でしたというお話。別に、一定期間唯の部活動が禁止でも廃部になるわけではないと思うんですが、そこはそれ。律の点数が良かったのは失礼ながら意外でしたよ。唯と同様、仲間かと思っちゃってました。澪に泣きついたと言っても、一夜漬けであれだけの点が取れるのは大したものです。


ということで、唯の家に集まってテスト勉強。実際のとこ、友人と一緒にテスト勉強というのは結構あることなんでしょうかねえ。少なくとも僕はそんなイベントがあった記憶は無いんですが(忘れているだけという可能性もありますが)。まあ、なんにしろ、ほのぼの楽しくて良いことです。


勉強の合間にゴロゴロ、というか、ゴロゴロの間にちょっと勉強という唯の行動は、一般的な美少女アニメ系のヒロインではあまり見ない、リアリティのあるダメさ加減であって、それが今作のテイストを示しているようにも感じられましたね。



あと、「注目の記事」に載っていた「けいおん! ポテトと値切りのくだりの解説 吉田玲子の本領発揮(karimikarimi)」が補足も含めて興味深い分析でした。僕は原作未読ですが、一歩間違えるとバランスの崩れそうな原作のエピソードを京アニが上手く補正していると言うことですね。僕も、あの、バイト代を返すくだりはほっとしました。「あとでちゃんと返すから」も、半ば強引な値切りをちゃんとフォローしてくれてましたし。


吉田玲子さんは少女の行動や心情を書くのがすごいやわらかくて上手い印象があります。名前を見るようになったのはおジャ魔女どれみあたりからですが、覚えたのはスクラップド・プリンセスですね。パシフィカが魅力的だったもので。


この、けいおん!でも、そんな吉田さんの書く少女達が存分に見られるかと思うと、今後とも楽しみなばかりです。