宇宙をかける少女 第15話「魔女の騎行」

おお、新OPですね。やっぱりというべきか、最初からそうすればというべきか、栗林みな実さんでした。まあ、OPの出来そのものは特別良いというわけでもないんですが(いつものサンライズ風味といいますか、軽くセルフパロディ入ってますでしょうか)、これまでアリプロの歌が合わなさすぎて毎回飛ばしていただけに、大きな改善です。


さて、今回の印象的だったセリフその1。


つつじ「人間はね、自分のプライドを投げ打ち、泥をすすってでも生きのびなければならない時もあるのよ」
ベンケイ「……し、しかし、それなら普通にこの船に乗せてくれるように頼めば」
つつじ「分かっていないようね、ベンケイ。……そんなのあたしのプライドが許さない」


プライドを棄てるといいつつ実は棄てられない。つつじのゆがみっぷりが結構上手く現れてたやり取りのような気がしますよ。ここばかりはベンケイに同意ですね。「お前の言っていることはさっぱり分からない」。



印象的だったセリフその2。


秋葉「ナミ、あんたいいかげんにしなさいよ!」


ナミに責められてしゅんとしてしまうかと思ったのですが、結構気丈に言い返した秋葉が良かったです。ナミのことを心配してはいるんでしょうが、彼女の言い分が理不尽な逆恨みであることも感じているから、それを認めるわけにはいかない。だからちゃんと叱れるんですね(……なんて評価すると「期待しすぎた」なんてことになるかもしれませんが)。でも、これだけでは届かない。もう少し時間があったらどうなったでしょうかね。それはおいおいの楽しみとしましょう。