東のエデン 第1話「王子様を拾ったよ」

今期最後の大物ですかね。なにしろオリジナルの意欲作。そしてその出来栄えは……期待以上でした。さすがノイタミナ、さすが神山健治監督です。


ヒロインの森美咲は善人らしさがにじみ出ていて、良い子ですね。可愛いですし。そして「滝沢朗」は記憶が無い中でも行動力とユーモアを失わず、機転もきく男。まずこの二人が初回でしっかりと印象付けられましたよ。


どうやら朗は「救世主」をめぐる競争か何かに志願、もしくは巻き込まれ、その過程で自ら記憶を消したようです。なんだか星新一ショートショートを少し思い出すようなお話ですね。


作画も高密度ハイビジョンで、実際にワシントンの街並みはこんな風なのだろう、と感じ取れるようなリアリティ。


これは先が楽しみです。でも、公式サイトのコピーで「たった11日間の物語」と書かれますと、最後は悲しい別れが待ってそうで恐いなあ。