空を見上げる少女の瞳に映る世界 第5話「迷うこと」

前回の出番の少なさを取り戻すかのように、今回はほとんどユメミ達側の物語でした。相変わらず空ばかり見上げているユメミを心配して、イチコはクラスメートとの遊園地行きに誘うことに。イチコのユメミに対する感情も普通以上に強いものがあると思いますが、まあよい友達ですね。


なお、中学生なのに何のバイトかと思っていたら、神社の年末年始巫女さんでした。これも厳密に言えば中学生じゃアウトな気がしますが、まあ知り合いで近場なので、正式なバイトというよりはお手伝いという感覚かなと想像いたします。


さて遊園地にて。いつものトリップ状態に入ったユメミの様子を見て、「ああ、日高ちゃんまた」「ほんと大変だ、今村と日高のお守りは」というクラスメートの言葉が印象的でしたね。まあユメミも自覚はしているでしょうが、彼女の様子はやはり傍から見るとおかしいですからね。いじめられてるとか嫌われているとまではいっていないようですが、教室の掃除をしている時の様子を見ても、孤立がちであることが伺えます。この、彼女の立ち位置は今回一番興味深いところでした。ムント側の話は……まあ今度でよいか。