RIDEBACK-ライドバック- 第1話「真紅の鉄馬」

ノーマークでしたが、これは良いかも。まず冒頭のバレエシーンからして良い緊張感があります。その目つきの真剣さに、ヒロインの尾形琳はちょっときつめの性格なのかなと思わせましたが、大学生活が始まってみると結構純朴気味な子でした。人間、真剣な時と普段時にはこのくらいの差があるのが自然で、この辺の造形も高評価。


GGPがどうやらの世界情勢はまだいまいちつかめませんが、ライドバックというのは普通に民間で認識されてる(一般人には知名度低いみたいですが)乗り物なんですね。ヒロインのみが乗る特殊兵器みたいのだと逆にありがちなんですが、大学のサークルで扱える市販品というのも親しみがもてる設定です。


そして今回何よりの見どころは、そのライドバックの動きでしょう。琳の視点も多用し、乗ったときの高さですとか、おっかなびっくりで操作する時の動きですとか、そして爽快かつ豪快な走りですとか。初回ということもあって十分に使われた作画枚数で見事に見せてくれました。タイトルになっているからには、それ自体に魅力が無いとだめですが、ライドバックは十分その資格を満たしましたね。僕でも乗ってみたくなりましたもん。ただ、あれ、免許は必要だろうと思います、やっぱり。


脚本は高屋敷英夫さん。高屋敷さんというと、小説ドラゴンクエストを思い出すのは僕だけでしょうか? 4からの久美さんドラクエが印象強い人も多いと思うんですけど、1から3までの高屋敷さん版ドラクエも好きでした。