「秒速5センチメートル Blu-ray版」
パナソニック 320GB 2チューナー ブルーレイレコーダー DIGA DMR-BW730
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: エレクトロニクス
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- 出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム
- 発売日: 2008/04/18
- メディア: Blu-ray
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さて、先日プラズマテレビを買ったことは書きましたが、「テレビがハイビジョンならレコーダーも」ってことで、ブルーレイレコーダーを買いました。パナソニックの「DIGA BW730」です。一通り機能が揃っていて、BD機の中では最安に近い価格。さすがパナソニック、お値打ちな商品を作ります。ちょっと操作性は悪いですが。
でもって、さっそく「秒速5センチメートル」を買ってきました。DVDにハイビジョン録画もできる今日このごろだけに、まだブルーレイにこだわらなくても良いかと悩んだのですが、少々大げさに言えば、本作のためだけにブルーレイを買ったようなものです。劇場で見ましたが、その映像美はとてもDVDなどで見るべきものではないだろうと考え、その後の鑑賞は控えておりました。だからこそのブルーレイ。約2年ぶりの物語を堪能しました。
あらためて、傑作だと思いました。初回の鑑賞と違いラストを知っているので、貴樹が少々情けなくも見えます。でも、その一途さとひたむきさは花苗にとってはまぶしく感じられたりもしていたわけで、簡単に否定もできません。なにより、それだけの思いが生まれる背景を第一話を通して描き、視聴者にも否応なく貴樹と明里の「運命感」を共有させているのですから。だからこそ、その後の遠い距離が切ない。
悲恋の物語ですが、誰かが死んだりすることも無く、当然世界が滅びるようなことも無く、まだまだ彼と彼女の人生は進んでいきます。貴樹はちょっと疲れてしまった状態ですが、明里は結婚を控えているのですから、むしろ幸福真っ盛りというところでしょうか? 歌が流れるシーンのカットにあるように、明里もしばらくは貴樹のことを想っていたのでしょうが、きっと、貴樹以上の良い人とめぐり合えたのでしょうね。そう思いたいことです。貴樹もきっと、彼女の言うように「大丈夫」でありますように。切ない中にも何か美しさと希望が見える余韻が素晴らしいです。
さて、個人的にはブルーレイ初体験だったわけですが、やっぱり綺麗ですねえ。綺麗というよりも、もはやメディア化による劣化が全く認識できない、といったほうが正しいかもしれません。あまりに自然にくっきりと画面が映し出されるので、「高画質」という感覚そのものを意識しないで見られました。
……ただ、DVD版には特典としてついているらしいサントラがブルーレイ版では未収録とはこれいかに? サントラほしいんですけど、まさかいまさらDVD版買うのも無いでしょうし……。