NHKのクローズアップ現代

12月18日(木)放送のクローズアップ現代「“未曽有”の危機日本経済は乗り越えられるか」を見ました。つい半年ほど前まで、最長の好景気とうたっていたのが嘘のように、最近の経済ニュースは信じられないような冷え込み具合を連日伝えています。トヨタは赤字転落の恐れで、工場は週休三日とか。給料据え置きで週休三日だったら大喜びでしょうが、そんなわけもなく。番組では自動車不況、金融不況に苦しむ現場の生の声がレポートされていました。


正直に言うと、ニュースを見るだけでは実感がわきませんでした(株価の大下落は痛感してましたが)。しかしこうして一人一人の実情を知らされると、「大恐慌の再来」という言葉が現実味をもってヒシヒシと迫ってきます。不況でコストを切り詰めると、めぐりめぐってますます不況になってしまうという悪循環。これからどうなってしまうのでしょうか。良く、「株価は半年先を映す」といいますが、半年前の日経平均はまだ1万4000円くらいあったんですよね。今は8600円ですから……。まあ、IT革命で「半年」が短縮されたのかもしれませんが……。


とにかく、苦境を社会全体で助け合い、乗り切らねばならないと思わせる特集でした。