とある魔術の禁書目録 第6話「幻想殺し(イマジンブレイカー)」

「一番有効な術式」ということでインデックス(に取り付いた何か)が放った「聖ジョージの聖域」がさっぱり当麻に通じないのが、当麻の右手の反則さを示していますな。一体どこをどう計算して有効な術式だったのか謎です。むしろ当麻には物理的攻撃が有効でしょう。魔術で机か何かを動かしてぶつけてしまうのが吉ですよ。いやまあ、アドバイスしても仕方ないんですが。


必死にインデックスを救おうとし、ステイルや火織に呼びかける当麻。前も書きましたが、この辺のセリフはちょっと長すぎるかな。原作が小説だけに長くなりがちなのだと思いますが、あんな非常時に饒舌なのは変な感じです。また、これも以前書いたことですが、当麻の行動力と勇気は「ただの高校生」にしては図抜けています。最初はただの主人公補正かと思いましたが、これだけはっきり見せているところからすると、彼の過去にも色々ありそうですね。


インデックスの記憶を救い、代わりに自らが記憶を失ってしまった当麻。インデックスをからかっただけかと思いきや、この二段オチにはやられました。ううん、切ない話だ。でも、惜しむらくは当麻とインデックスが出会ってからの期間が、余韻を生むにはちと短い。一週間くらいの話なら、また最初から始めれば良いじゃないか、と勝手に思ってしまったりもするのです。


第6話の時点で記憶を失って、さてこれから二人はどうなるんでしょうか? 「脳細胞が壊れた」とまで言うのですから、安易に思い出してほしく無い気もしますが。