コードギアス 反逆のルルーシュR2 第21話「ラグナレク の 接続」

とうとう明らかになったマリアンヌ殺害の謎。犯人はV.V.でしたか。一応納得できる範囲ですかね。すでに死んだV.V.が犯人というのは肩透かしなようでもあり、これ以上恨む先がなくて良いという点では一安心な結論でもあります。


そして、皇帝シャルルとマリアンヌの野望「ラグナレクの接続」とは。共通無意識とかユングチックな用語が出てきましたが、要するに人類補完計画の一種ですやね。エヴァ見た人なら絶対連想するでしょう。この辺、エヴァ後のアニメだなあ、という感覚を持つわけですが、21話の段階で発動して、失敗してしまうところが10年後の作品というとこでしょうか。「ギアスを持って集合無意識を止める」 この発想はなかなか面白かったですし、右目のギアスが覚醒するのもかっこよかったですよ。


ただ、シャルルにしてもマリアンヌにしても、ちょっと脇が甘すぎというか、ルルーシュの言うことくらい、賢明そうな二人なら考えていなかったはずは無いと思うんですけどねえ。シャルルはともかく、マリアンヌがどうしてこの計画にそこまで賛同したのかも良く分かりませんし。……愛ですか?


結局二人ともあっさりと退場することになってしまいました。マリアンヌなんて出てきたと思ったらいなくなってしまうという速さ。この展開の濃さこそがコードギアスなんではありますが、さすがにこの域まで来るともったいないというか、釈然としない気もしますね。


黒の騎士団とブリタニア帝国との戦いは終わった。そして皇帝シャルルも死んだ。全てを失いながらも本懐を遂げたルルーシュの行く末はどうなるのか。と、並の作品ならこんなあたりで最終回になりそうなところで、一ヵ月後、いきなりルルーシュ皇帝誕生という展開には驚愕しました。いや参りました。でも今後の展開はさっぱり読めませんね。心情的にはシュナイゼルにも頑張ってほしいんですけど。