コードギアス 反逆のルルーシュR2 第17話「土 の 味」

約束を守り、一人で指定の場所を訪れ、スザクの糾弾を言い訳せずに「自分の罪」として受け入れるあたりが、ルルーシュの素直かつ意地っ張りなところでしょう。それを「嘘」と見抜けてしまうスザクは、では何が本当なのかと、疑問を感じたんでしょうか。どうもそこが流されちゃった気もしますが。カノンが指摘したように、彼がもう少し早く情報を共有させていれば、多くの犠牲が避けられたという指摘も事実。スザクが視野狭窄に陥ってしまっていたことを突きつけられちゃいましたね。


ルルーシュに、ゼロとして戦争を終結させるよう求めるスザクですが、このあたりがやはり二人の「平和」に対する考え方の相違な訳で、「ブリタニアを倒さずして幸せなし」のルルーシュに対し、現体制での平和でとりあえず良しなスザク。ただそれでもルルーシュはナナリーのためなら打倒ブリタニアの信念も捨てようという覚悟でした。……もっとも、それだったらナナリーが総督になった時点でやめておけばよかったわけで、どうもルルーシュの行動の優先順位は、このあたりでゴチャゴチャになっている気がしますね。


シュナイゼルの計により、これまで何とか隠してきたルルーシュ=ゼロが実にあっさりとばれたのには驚き。加えて、スザクが白状してギアスの力まで白日の下になっちゃいました。ルルーシュはギルバートを操って何とか脱出したとはいえ、何か行動が行き当たりばったりに見えてきます。こうなると、常に泰然自若のシュナイゼル殿下を応援したくなってくる不思議。第二次東京戦はどうなることやら。



あと、今回は黒の騎士団面々がゼロに対する不平を漏らしていたのが印象的でしたね。1期から繰り返し語られていたことではありますが、本当にゼロについていってよいのか、秘密が多すぎる、という不審はもっともなことです。