スレイヤーズREVOLUTION 第2話「BECAUSE それはリナ=インバースだから!」

さんざん悪の権化のような言われ方をしているリナですが、負傷者の手当て用にアメリアとゼルを残したり、森の中では山火事に配慮してか氷系の呪文でまとめたりと、それなりに気遣い細やかなのです。小動物はその辺のことも考えずに炎呪文を連発していて分かっていませんな。……まあ、最後は山火事どころか森ごとふっ飛ばしてしまいましたが。


ヴァン・レイルとかダム・ブラスとか、地味目な呪文もきっちりと押さえ、フィル様も絵だけながら登場で、スタッフの作品に対する愛情が健在であることを示してくれるのはうれしいところ。画面上ではいまいち分かりませんでしたが、フレアアローとフリーズアローの相殺も狙って描いてくれたのですかね? なにより、2話目にして呪文増幅タリスマンがちゃんと存在感を示していたのが良いです。あのタリスマン、いつまでも便利ですよねえ。使用制限無いのが強力過ぎなアイテムですよ。


「ドラグスレイブなんて、花嫁修業で覚えるようなもんだし」


ああ、懐かしい風習が……。実際、シルフィールの出番があるのかどうか、大いに気になるところであるのですが、こういう形で言及されると、少なくとも忘れられていないということが分かってうれしいですね。


さて、最後にストーリー面について。今回はリナが始終怒っていていささか単調にも感じられました。次回もまだワイザーを引っ張るようなので、その辺りの繰り返しがやや不安ではあります。


ただ、キャラデザのあってなさそうだった小動物あらためポコタが、動いてしゃべってみると、何とかスレイヤーズ世界に入りこんでいるかなということで一安心ですかね。レプリカでも何でも、ガウリィにその剣を譲ってはくれませんかねえ。