マクロスF 第5話「スター・デイト」

秘密で出場してもあれだけテレビ放送されればあっという間にばれるということで、オズマと喧嘩になったランカは街に飛び出し、一方アルトはシェリルに振り回されるのでした。


ミハエルの厳しい言葉にうつむいてしまうランカ。彼の言っていることも間違いではないのでしょうが、なんだか見ている方まで叱られているかのようでしょんぼり。このまま現実の厳しさにランカが涙するエピソードになってしまうのか……と思いきや。ここからが痛快でしたねえ。アルトとともに見た青空をイメージすると、まるで別人のように生き生きと歌いだす姿。考えてみればこれはミスマクロスコンテストの時と同じでした。彼女の歌に周囲が振り向き、伴奏までついて大盛況になる図は、ランカの十分な才能を感じさせるものでした。


シェリルが語っていたように、「そうせずにはいられない」だけの情熱。どんな世界であれ、それが成功するための条件なのでしょうね。そしてそれが自分には足りないんだろうなあ、などとため息をつきたくもなってしまうのです。