CLANNAD 第12話「かくされた世界」

う〜ん、風子は登場させないほうが良かったんじゃないですかねえ。正直かなりがっくりときてしまいました。まあ楽しいと言えば楽しかったのではありますが、個人的には余分だったと思いますね。


それ以外は見せ場充実の良い回でした。まず最初、ことみがクラスメートに囲まれて仲良くやっているシーンからして良いです。原作であったか無かったか忘れてしまいましたが、あったとしてもこうした細やかな表情と動きが描けるのはアニメならではで、主要キャラ以外でもないがしろにされていないアニメCLANNAD世界の優しさを感じました。これなら最悪だったサッカー部の扱いも期待できる、かも?


「ツッコミだけの世界ではねえ、ボケが一人もいないのよ!」


むしろこの世界ではボケばっかりで、ツッコミの出来る杏の存在が非常に貴重なわけですが。良いキャラですねえ、杏。彼女がいなかったらこの話は進みませんよ。突発的な休日デート(単にいつものメンバーが遊んでいるだけですが)も、本当に和気藹々と描けていて、前回と同じフレーズになりますが、これこそ、ことみシナリオの醍醐味と感じさせてくれます。


翌朝にしても、


「杏ちゃん、椋ちゃんてバス通学でしたよね」


この通り、ことみ同様友達のいなかった渚も、もはや自然に名前+ちゃん付けです。まあセリフ自体はちょっと緊張感のあるところでしたが、この仲良しさ加減に嬉しくなってしまうってものですよ。


さて、物語のほうはというと、朋也がことみと昔会っていたことを思い出したのでした。……世に幼なじみヒロインはたくさんいますが、さっぱり忘れていたパターンというのは少し珍しい気がしなくも無く、それを差し引いてもことみは通常の幼なじみキャラ属性に当てはまらないので、良い意味で意外感がありますね。