ひぐらしのなく頃に解 第24話「祭囃し編 其の拾壱「オシマイ」」

前回の次回予告を見逃していたので、サブタイトルが「オシマイ」だというのに、今回が最終回だとは認識していなかった僕でした。もう1回くらいあるのかと思ってた。しかし、堂々の最終回なのです。


思い起こせば全50話の過程で山あり谷あり。「サイコホラー物」という前認識を裏付けるかのような序盤でしたが、それがこんなラストにつながるとは予想もしていませんでしたね(ラストはゲームでプレイしましたけど)。


さて、祭囃し編ですが、PS2の澪尽し版との比較をしようかと思っていたのですが、実際のところどの程度アニメでカットされ、悪くなってしまっているのか(あるいは良くなっているのか)判別がつきませんので、意外と語れることが無かったりします。でまあ、アニメ版単体としての評価で言いますと「盛り上がりが弱い!」というのが偽らざる感想ですかね。さすがに最後の鷹野の嘆きというかうめきは響いてくるものがありましたけれども、これまでさんざん苦衷を味あわされ、梨花にとって逃れられない絶対の運命を作ってきた彼女と山狗にしては、やはりあっけなさすぎたという感はあります。ここで強敵を倒すカタルシスがほしかったですね。あと、何回か触れていますが、音楽的にももうちょっと目立ってほしかった。


ただ、第一期のグダグダ感から見ると、「解」は総合的にだいぶ良くなっていたと思います。皆殺し編がしっかりアニメ化されただけでも十二分の価値です。特に最初から最後まで乱れることの無い作画には驚きましたね。気合(とお金)が相当かけられているんだなあ、と思いました。そして驚きの第3期発表!? う〜ん、それだけ人気があるってことなんでしょうねえ。


ともあれお疲れ様でした。一期の中途半端で終わらせずに、しっかりと物語の全貌を描ききってくれたのが何よりでした。